vol.7 【冷え性改善】効果的なカイロの貼り方【防寒対策】
身体を温める3つのツボ。
寒さが本格的になる季節、冷え性の方は尚の事、普段は暑がりな人でさえ身体をブルブル震わせています。
外仕事の方はもちろん、室内でも足元に溜まった冷たい空気で指先がジンジン底冷えする。
寒さは骨に沁みますからね。
古傷が痛んだり、神経痛や膝など関節痛まで引き起こしてしまう場合も・・・。
そんな北風が吹き付ける季節に手放せないアイテムが、カイロです。
どこに貼れば効果的?
このブログでの目的は、身体の芯(内側)から温めようということで、vol.2,3,4,5,6で改善法を提案してきましたが、それは今回も同様です。
冷たい場所(冷えてる場所)に直接カイロを貼っても、ただ表面が熱くなるだけ・・・
もちろん、無意味とは言いません。対処療法的に、冷えがつらい場所を救急的に温めることも必要です。
同時に、根本から冷えを対策することも大事なのです。
ですのでプラスαとして、ご参考になれば幸いです。
①【腰椎4番】(ようつい4ばん)
腰椎とは、腰の部分の背骨のことです。この部分には、陽関(ようかん)というツボがあります。
東洋医学では、陽関は陽の気が出入りする関所で、逆に言うと冷えが溜まる関所となっています。
ちょうど骨盤の腸骨のてっぺん=いわゆる腰骨と腰骨を結んだ真ん中の位置です。
ぺたっと、背骨に貼り付けましょう。
長方形のカイロなら、横向きに貼るのがベストです。
②【おへその下】
vol.3でも述べた臍下丹田(せいかたんでん)です。
takahasikinseiin.hatenablog.com
おへその下には、他にも関元(かんげん)や気海(きかい)といった子宮や卵巣、膀胱などにも効果的なツボが集まっている重要な場所なので、お腹を冷やさないようにと昔から腹巻などで温めていたのかもしれません。
③【胸椎6番】(きょうつい6ばん)
左右の肩甲骨の下を結んだ背骨です。
この胸椎6番は、姿勢の歪みを治す身体均整法では体温調整に影響すると考えていて、とても重要な場所なのです。
ただ、なかなかカイロを貼るには苦労する場所でもあるので、人に手伝ってもらうのが無難でしょう。
だいたいその辺りでOK。
きっちり1ミリもズレずに貼ることなんて出来ませんし、必要もありません。
もともとカイロはそれなりの大きさがありますから、十分カバーできるでしょう。
日替わりで場所を変えていく。
3箇所同時に貼らないでください。今日は①、次の日は②、3日目は③、そして1日休んでまた①に戻るというように、ローテーションを組んでください。
使用するカイロの説明書きを守る。
就寝時に貼るとか肌に直接貼る、又は長時間貼り続けるなどの行為は、肌トラブルの原因になるのは言うまでもありません。
要するに今回紹介した3つツボは、カイロの温熱効果でツボ刺激をし、自律神経や血の巡りを改善させていこうというものです。
ですので、先にも書きましたがプラスαとして、例えばどうしても寒空の下で過ごさないといけない時には、火傷やのぼせに注意して、紹介したツボと一緒に足先に貼るものなどを併用するといいでしょう。
健康の基本は「姿勢」です。高橋均整院 {☎︎049-285-8250 埼玉県鶴ヶ島市上広谷78-9}