vol.15 背伸びは手軽な体幹ストレッチ【姿勢美人de血行促進】
健康の基本は『姿勢』です。
そもそも、どうして姿勢が悪いと肩こり・腰痛・頭痛などに悩まされるのでしょうか?
答えは単純です。
負荷が節々にのし掛かるためです。
←前(顔側) →後(背中側)
正しい背骨の姿は、生理的湾曲と言って、ゆるやかなS字にカーブしています。
では何故、S字に湾曲しているのでしょうか?
重力(重心)による重み・力(圧)を分散して逃がすためです。
仮に背骨がピーンとまっすぐだったら、頭の重みを首でダイレクトに受け止めてしまいます。その代表がストレートネックでしょう。
スマホやパソコンの普及で、どんどん増えている歪み方ですね。
姿勢の歪みは、猫背だけではありません。
右側の反り腰も生理的湾曲の歪みで、例えて言うならハイヒールを履いた状態と同じなので、腰痛や冷え性の原因になります。
例えついでに言えば、背骨をはじめ骨格は、いわゆる建物の柱です。
その柱が傾けばどうなるかは、言うまでもありませんね。
ストレッチの効果。
ストレッチとは、筋肉を伸ばす運動です。
重力に逆らい、骨格を支え続け硬く緊張した筋肉をジワーっと伸ばすことで、血行促進・リラックスを目的としているのです。
ここまで退屈で拙い文章に付き合っていただいた皆さん、その気持ち分かります。おおいにあくびをして下さい。私もします(笑)
同時に、一緒に何かをしませんでしたか?
そうです。背伸びです。
デスクワークや対人などの緊張状態、あるいは根を詰めて疲労困ぱいなどの際、人が無意識に取る行動>>背伸びとは、背骨を支えている脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、別名『姿勢筋』のストレッチです。
そして、こんなお手軽なリラックス方法、他には無いですよね。
だって、座りながらでも布団の中でも、いつでもどこでも出来るわけですから。
何より、背中には無数のツボ(経絡)が存在していまので、牽引的ツボ刺激も期待できます。
そこで提案です。
疲れた際に無意識にしていた背伸びを、疲れる前に意識的に行ってみてはどうでしょう?
つまり、血行不良にならないよう予防的に行うのです。
①無理やり(力いっぱい)伸ばすと、スジなどを痛める可能性があります。
あくまで気持いい程度で十分です。
②ゆっくり大きく息を吸いながら、1回7秒前後を目安に。
今まで通り、まずは普通の背伸びから始めましょう。
*慣れてきたら身体を軽く横に倒すとか、捻りを加えても気持ちいいですよね。要はラジオ体操です。
③必要回数や回数制限などは特にありませんが、やりすぎは注意。
1で述べたように、無理は禁物です。
さあ、皆さんご一緒に!
健康の基本は『姿勢』です。 高橋均整院☎︎049-285-8250 埼玉県鶴ヶ島市上広谷78-9