vol.4 冷え性に効くツボで、身体の内側から温めよう!
身体を温める温泉(お風呂)のメカニズム
温泉(お風呂)には、3つの大きな要素があります。
1つ目は、温熱作用。
2つ目、化学作用。
そして3つ目は、物理的作用です。
1つ目の温熱効果はいうまでもなく、お湯による血行促進。
2つ目の化学作用とは、硫黄やラジウムなどの温泉成分によるもの。ゆず湯や菖蒲湯(しょうぶゆ)、入浴剤なども効果的ですね。
そして3つ目の物理的作用。
これは、湯船に浸かることで生じる水圧および浮力によるマッサージ効果です。
浮力によって重力から解放された筋肉はリラックスをし、水圧による心地よい圧迫が、筋肉や血管を刺激し血の巡りがよくなるのです。
ツボ刺激も、体表からの圧力(刺激)によって血の巡りが促進され、冷え性改善に役立ちます。
用意するのはテニスボール
ツボ押しは、意外に難しいものです。効かせるとなると、やっぱりプロの技術が必要です。グイグイと力任せに押せば、却って筋肉や関節などを痛め逆効果。押し疲れで肩が凝ったりすることもしばしば。
そこでテニスボール。
ツボに当たる面が大きいので、的確にツボを捉えられなくても刺激できますし、硬すぎないのも特徴的です。
例えばゴルフボールだと小さすぎてピンポイントに当てるのは至難の技ですし、何より硬いので、刺激が強くなりやすいのです。
ヘルスケア商品のツボ押し棒なども同様で、実は一般の方が扱うのは難しいんです。
ツボ押しの理想は、柔らかくジワーっと沁みこむ強さです。
グリグリごりごりは厳禁です。
ツボ押しのやり方
座位(あぐら)で行います。
とはいえ、脚を組む必要はありません。右を行う時は、左の脚は気にせず伸ばしたりなど、楽なポジションで構いません。
押す場所は、上記の2つのツボを結んだオレンジのライン。
ここにテニスボールを当て、軽く押す。腕の力ではなく、ジワーと体重を乗せるイメージです。
5~10秒押して、3呼吸休んで、3~5回繰り返す。
両足行ってください。
どちらからの足からでも構いません。
2日に1回のペース。
又は1日片足づつ、交互に行っても構いません。
押す強さの目安は、テニスボールが凹まない(変形・潰れない)ことです。
ズーンと、重い刺激が加われば最高です。
人によっては、中身の入ったペットボトル(500ml)の方がやり易いかも知れません。
横に寝かせた状態で、ペットボトルの胴体をオレンジのラインに当てる。
後は同じ容量です。
これもペットボトルが凹まない強さで行います。
このツボは、脚の疲れ・むくみにも効きます。
ソ他にも、喉がすぐ痛くなる方や耳が聞こえづらくなったなどにも、効果があるツボです。
当然ながら、続けていくことが大切です。
健康の基本は「姿勢」です。高橋均整院 {☎︎049-285-8250 埼玉県鶴ヶ島市上広谷78-9}